「ジビエってどう調理していいかわからない・・・」 「臭くて硬いって聞くけどどうなの?」
「作ってみたいけど失敗したくないなぁ・・・」
そんな声にお応えしようと一人の男が立ち上がりました!お家でワンランク上のジビエ料理食べたくないですか!?
お店で食べるようなジビエ料理をぜひご家庭でお楽しみください。
第5回 猪のルーローハン

ニイハオシェイシェイ!
さてさて、今回はあれに手を出してしまいます。
みんな大好き台湾飯。その中でももはや完全に地位を確立しているヤツ。その名もルーローハン!
なんか響きも良いですよね。ドラゴンボールのキャラにいそうな感じ。
味わいも日本人好みな甘辛でご飯ススムやつ。通常は豚肉で作るんですが今回は猪で作ろうと思います。
では、始めましょう!
お肉の材料
猪バラ肉 500g
★黒糖 大3
★酒 50cc
★醤油 50cc
★八角 1個
フライドオニオンの材料
玉ねぎ 1個
小麦粉 適量
付け合わせの材料
卵
青梗菜
黒胡椒 少々

まず猪肉ですが出来れば脂の乗ったバラ肉を山惠で入手しましょう。

事前に電話などで在庫を確認しておくとスムーズに購入できるかと思います。

まずはフライドオニオンを作ります。
玉ねぎをスライスする。包丁でもスライサーでもどちらを使っても大丈夫!できるだけ薄くスライスしてね。

薄くスライスした玉ねぎに小麦粉をまぶします。
水に晒す必要はありません。

鍋に油を入れて温めて玉ねぎを入れて茶色くなるまで揚げます。
この時油は最初温めすぎていると入れた瞬間に焦げてしまうので低めの温度で投入して
徐々に温度を上げていきましょう。

そうすることでしっかり水分を抜きつつ茶色く香ばしいフライドオニオンが出来ます。

フライドオニオンは市販のやつでも良いと言いたいとこですが、作った方が断然おいしいと思います。でも無理せずです。てゆうか市販で作ったことないからもしかしたら市販でもすごい美味しいかも?

続いて猪肉を焼いていきます。
猪肉を1cm弱くらいの角切りみたいに切ります。結構アバウトでいいし角じゃなくて長細いみたいなのがいても大丈夫。食感にリズムが出てそれが良いんだよ!ってポジティブにいきましょう。

鍋に少量油を引いて肉から脂が出てきて焼き色がつくまで焼いていきます。
焼くときはあまり動かさずに焼き色がついてきたら少し動かして、みたいな料理上級者づらして焼いていきましょう。

焼けたらザルで油をきっておきます。

この油は今回は使わないんですが、猪の香りのついた美味しい油ではあるので炒め物とかパスタとか使っていけば間違いなくモテます。

お次は猪を煮ましょう。
油が切れたら★の調味料とフライドオニオンを入れます。

水をかぶるくらい入れて30分程煮ていきます。

途中灰汁が出てきたら取ったり水が減ってきたら水を足しながら煮ていきます。

その間にゆで卵や青梗菜を茹でたりしておきましょう。

だいぶ煮詰まってきました。

煮詰まったら殻を剥いたゆで卵を軽くあわせておきましょう。

あとはご飯に盛り付けたら仕上げに黒胡椒をパラリして完成です。

山恵で取り扱うジビエは「いただく命に感謝」を大切に従業員が丁寧に解体しています。
地元猟師さんから捕獲連絡を受け迅速に対応しています。

料理人 河合風太(かわいふうた)
愛知県豊田市出身。
大阪の辻調理師専門学校卒業。
株式会社テイクアンドギブニーズでウェディングの調理や株式会社リノベーションプランニングで店長職を担う。
東京都現代美術館内のレストラン「CONTENT」にて調理・ケータリングやイベント事業に従事。
オーストラリアのイタリアンレストラン「フラッテッリパラディーゾ」で調理を学ぶ。
帰国後都内でギャラリーを手掛ける株式会社クラスカに転職。
クラスカの新規事業の飲食店「DO TABELKA」のオープニングから携わり料理長として勤務。
2021年3月に豊田市に帰郷。
帰郷後は出店やメニュー開発に関わる仕事をしていきたいと考えています。