猪鹿工房 山恵

第2回 鹿curry


「ジビエってどう調理していいかわからない・・・」 「臭くて硬いって聞くけどどうなの?」 

「作ってみたいけど失敗したくないなぁ・・・」

そんな声にお応えしようと一人の男が立ち上がりました!お家でワンランク上のジビエ料理食べたくないですか!?

お店で食べるようなジビエ料理をぜひご家庭でお楽しみください。

第2回 鹿curry

ナマステー
つまり、今回はカレーです。いや、カリーです。カリーとカレーには埋める事のできない差があります。
言葉で説明するのは野暮なので作って食べて感じて下さい。

材料

カリーの材料
  • 鹿スネ肉 500g
  • 玉ねぎ 2個
  • ギー 100g
  • おろしにんにく 40g
  • おろししょうが 60g
  • マスタードシード 2g
  • クミンシード 2g
  • コリアンダーパウダー 6g
  • フェンネルパウダー 6g
  • クローブパウダー 6g
  • アムチュールパウダー 6g
  • パプリカパウダー 6g
  • ブラックペッパー 3g
  • チリパウダー 3g
  • アニスパウダー 6g
  • 塩 6g
  • カシューナッツ 60g
  • カットトマト 200g
  • カスリメティ 適量
サラダの材料
  • サラダ
  • ジューシー
  • ケール
  • フェンネル
  • イタリアンパセリ
  • レッドオニオン
  • ホワイトバルサミコ
  • オリーブオイル
  • 量は適当に

まずは山惠で鹿のスネ肉を購入。
鹿のスネ肉は鹿に必ず付いてます。良く動いていた鹿のスネ肉は味が濃く美味しいです。
ですがその分筋が多く焼いて食べるには現代人の顎では厳しい。ジャックハンマーならいけるけど。
ですが煮込めば筋はトロトロ肉はほろほろ、、

大勝利です。


沢山在庫あるので買ってね。

まずはスネ肉を一口大にカット。

フライパンで焼き目を付けていきます。
焼き目をつけることでメイラード反応が生まれ味も香りも増す事でしょう。

焼いた肉を鍋にいれ、水を入れて強火にかけます。

沸いてきたらアクを引いてポコポコするくらいに火力をおとして1時間半くらい煮込みます。

煮込んでる間、映画でも観たいとこですが、ここは効率を重視してカリーの素を作っていきます。

玉ねぎをみじん切りにして飴色になるまで炒めます。
この炒める時あまり触りすぎないことがコツで、あまり触りすぎると中々色付いてこず、嫌になります。触りすぎないであげて。

炒まったら玉ねぎは一度取り出します。

同じフライパンで構わんのでギーとマスタードシードとクミンシード投入。弱火で香りを出します。

そこにニンニク、ショウガを入れて炒めます。

そこにスパイスを入れます。

馴染んだら飴色たまねぎ、トマトを入れて少し煮詰めます。

カシューナッツを砕いたものを入れます。
これでカリーの素完成。

この素を2倍作っておいて半分冷凍しておけば次は鹿肉を煮込むだけで作れるっていう玄人の技もアリです。

ほろほろトロトロになったお肉のお鍋にカリーの素とシナモン、塩を入れて20分ほど煮込みます。

効率厨の私はこの煮込んでる間に華麗にサラダをこさえてます。

20分ほど煮込んだものを器に盛り付け、仕上げにカスリメティをかけると尚良し。
鹿とスパイス、美味しいに決まってるよね。

ダンニャワード!


材料について

山恵で取り扱うジビエは「いただく命に感謝」を大切に従業員が丁寧に解体しています。

地元猟師さんから捕獲連絡を受け迅速に対応しています。

料理人 河合風太(かわいふうた)


愛知県豊田市出身。
大阪の辻調理師専門学校卒業。
株式会社テイクアンドギブニーズでウェディングの調理や株式会社リノベーションプランニングで店長職を担う。
東京都現代美術館内のレストラン「CONTENT」にて調理・ケータリングやイベント事業に従事。
オーストラリアのイタリアンレストラン「フラッテッリパラディーゾ」で調理を学ぶ。
帰国後都内でギャラリーを手掛ける株式会社クラスカに転職。
クラスカの新規事業の飲食店「DO TABELKA」のオープニングから携わり料理長として勤務。
2021年3月に豊田市に帰郷。
帰郷後は出店やメニュー開発に関わる仕事をしていきたいと考えています。