猪鹿工房 山恵

第10回 猪と春菊の水餃子

「ジビエってどう調理していいかわからない・・・」 「臭くて硬いって聞くけどどうなの?」 

「作ってみたいけど失敗したくないなぁ・・・」

「モテたいなぁ・・・」 「胃袋ゲットしたいなぁ・・・」

そんな声にお応えしようと一人の男が立ち上がりました!お家でワンランク上のジビエ料理食べたくないですか!?

お店で食べるようなジビエ料理をぜひご家庭でお楽しみください。


材料

猪もも肉 180g

春菊 60g

白菜 60g

生姜 20g

きくらげ 40g

塩 小1

こしょう 小半

酒 小2

醤油 小半

ごま油 小2

薄力粉80g

強力粉 80g

ぬるま湯 80g

塩 ひとつまみ

 

葱だれ

葱 1本

すりおろしニンニク 小半

ハチミツ 小2

黒酢 大3

ごま油 大2

醤油 小1

こしょう 小1

塩 大1

ニイハオ~

猪は脂も美味しいですよね~

山惠には上質なお肉が入っておりますので是非買いにきてください!

今回はそんな脂ののった猪肉モモ肉を使って水餃子を作ります。

 

まずは餃子の皮を作ります。水餃子は皮を手作りするとかなりレベルアップするので是非チャレンジしてみましょう!

まずは小麦粉と塩を計量してふるいにかけます。

そこにぬるま湯を二、三回に分けて加えていきます。

お水を入れるごとに混ぜましょう。

全部のぬるま湯が入ったら表面がツルッとするまで練ります。

ツルッとしてきたらラップを被せて1度生地を寝かせておきます。

その間に餃子の餡と葱だれを作ります。

まずは餡作りから。

今回使うのは猪肉もも肉のブロック肉です。

まずはこのお肉をミンチ肉にします。

今回はフードプロセッサーで細かく刻んでミンチにするのでフードプロセッサーで回りやすいように2センチ角くらいにカットします。

切れたら回します。この時塩ひとつまみ入れます。このひとつまみでお肉に粘りが出ます。

もちろん体力に自信のある方は包丁で叩いてミンチにしてもオッケイ!むしろブラボー!

野菜もフードプロセッサーで回します。

お肉と合わせて調味料を入れて混ぜ合わせます。

マジェマジェすれば餡の完成です。

少し馴染ませたいので葱だれを先に作ります。

まずはネギをみじん切りにして

調味料と混ぜる。

以上!

皮を伸ばします。

皮は棒状に伸ばして大体10㌘くらいに切り分けます。

強力粉で打ち粉をしながら綿棒で丸く伸ばします。

難しいきもするんですけど、形とかそんなに気にしなくても生地がよく伸びるので意外と包めちゃいます。

変な形があるのもご愛嬌。

どんな形でも包んであげる。そんな人間を目指したいものですね。なに言ってんだ。

そんなやりとりしちゃってさ。

さてさて、餡を包んだら熱湯で4~5分茹でます。

茹で上がったらお皿に盛り付けます。

お好きなだけ葱だれをかければ

完成です。


お肉について

山恵で取り扱うジビエは「いただく命に感謝」を大切に従業員が丁寧に解体しています。

地元猟師さんから捕獲連絡を受け迅速に対応しています。

料理人 河合風太(かわいふうた)

愛知県豊田市出身。
大阪の辻調理師専門学校卒業。
株式会社テイクアンドギブニーズでウェディングの調理や株式会社リノベーションプランニングで店長職を担う。
東京都現代美術館内のレストラン「CONTENT」にて調理・ケータリングやイベント事業に従事。
オーストラリアのイタリアンレストラン「フラッテッリパラディーゾ」で調理を学ぶ。
帰国後都内でギャラリーを手掛ける株式会社クラスカに転職。
クラスカの新規事業の飲食店「DO TABELKA」のオープニングから携わり料理長として勤務。
2021年3月に豊田市に帰郷。
2024年6月より塩の道づれ家を引き継ぐ。
帰郷後は出店やメニュー開発に関わる仕事をしていきたいと考えています。

塩の道づれ家

足助の古い街並みの中にある蕎麦屋

明治後期の古い町屋を修復して利用不易流行という想いで料理の提供や建物の活用をしていきたいと考えています