2026年8月2日

こんにちは、経営責任者井原です。
前回「BCSは、見るだけでは終わらない。」で、搬入された個体のBCSを見て、その後の扱いを変えていく、という話を書きました。
今日は、その見立てが実際にどう試されるか、先日あった出来事を書いてみたいと思います。
猟師さんから連絡をもらう段階で、季節・性別・捕獲された場所を聞くと、だいたいの状態は頭の中で予想がついてしまいます。
「この時期のこの個体なら、たぶんこんな感じだろう」と。
ところが実際に引き取ってみると、予想とまったく違う体格をしていることがあります。
先日搬入された個体も、聞いていた情報からのイメージよりずっと引き締まっていて、正直「あれ」と思いました。
動物看護師時代にも、似たようなことがよくありました。
事前の情報だけで「こういう状態だろう」と決めつけて診察に入ると、思わぬ見落としをすることがあります。
実際に触れて、見て、はじめてわかることのほうが多い。
ジビエの現場でも同じで、情報はあくまで参考でしかなく、最後は目の前の一頭を自分の目で確かめるしかありません。
先入観を持たずに一頭ずつ向き合うこと。
前回書いた「見立て」も、結局はこの積み重ねの上に成り立っています。
予想が外れたときほど、実はいい学びになります。
予想の精度が上がるほど決めつけやすくなります。
そう思ってしまっている時の予想外れが自分をおごりから引き戻してくれます。
これからも一頭ごとに、先入観を持たずに向き合っていきたいと思います。